「象箸玉杯」読み方は? 意味は? 四字熟語3

◯象箸玉杯【ぞうちょぎょくはい】 (漢検準1級相当)

◎意味 ぜいたくな生活をすること。「象箸」は象牙でできた箸。「玉杯」は宝玉で作られた杯。

◎出典 『韓非子』

◎由来

古代中国の殷王朝最後の王・紂王(帝辛)に仕える箕子(胥余)が、紂王が象牙の箸を作ったと聞いて、その次は玉の杯を作るだろう、さらに食事もどんどん豪華になり、贅沢はとどまることを知らないと憂えた。箕子は比干とともに紂王を諌めたが幽閉された。贅沢の限りを極めて暴君化した紂王は周の武王によって倒され、殷王朝が滅びた。ぜいたくをいましめる故事が由来。

殷の滅亡後、箕子が箕子朝鮮を開いたという伝説がある。

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