◯永字八法【えいじはっぽう】 (漢検5級相当)
◎意味 「永」の一文字に書道の筆法のすべてが含まれていること。
「永」の字を書き順通り書くと、次の八法の運筆を練習することができる。
●側(そく)
側とは、点のこと。永の1画目。左上から右下へ筆をおく。
●勒(ろく)
勒は横画。永の2画目の上の部分。横に動いて曲がる前に止める。
●努(ど)
努はたて画。永の2画目の直線部分。まっすぐ下に筆を運ぶ。
●趯(てき)(走にょう+曜日の曜の右側のつくり)
趯は、「はね」。永の2画目の終点部分。しっかり止めてからはねる。
●策(さく)
策は右上がりの横画。永の3画目。右上に筆を運び、最後は止めずに筆を抜く。
●掠(りゃく)
掠は「左はらい」。永の3画目。左下にゆっくりとはらう。
●啄(たく)
啄は短い左はらい。永の4画目。左下に一気にはらう。
●磔(たく)
磔は右はらい。永の5画目。右下へゆっくり筆を運び、最後にいったん止めてから筆を抜く。
