実は外来語のことば

  • カッパ

雨合羽と漢字表記されることもあるが、れっきとした外来語。室町時代に南蛮貿易のポルトガル人たちが、マントのようなものを羽織っており、それをカッパと呼んでいた。ポルトガル語表記はcapa。英語のケープ(cape)と同語源。新しもの好きの織田信長も南蛮渡来のカッパを好んで着用したという。

  • コンペイトウ

これもポルトガル語由来。金平糖とも書かれる。砂糖菓子のこと。元はconfeito。洋菓子で砂糖をまぶしたり、コーティングしたものをコンフェッティという。

https://portugal-travel.jp/index.php/confeitos/
  • カルタ

ポルトガル語由来。歌留多や骨牌とも。英語のcardと同じ語源で、ポルトガル表記はcarta。紙のことだが、日本ではもっぱら遊びとしてのカルタを指すようになった。ちなみに、英語でトランプゲームのことは playing card。

  • カステラ

ポルトガル語由来だが、元はスペインのお菓子。当時のスペインはカスティリャ王国といい、カスティリャのお菓子としてcastelaと呼んでいたのがそのまま伝わった。

  • 襦袢(じゅばん)

これもポルトガル語のgibao(ジバン)から。当時は袖のない胴着のようなものだった。現在、着物の下に着る長襦袢は改良されたもの。