百人一首 九番歌 2023年10月3日2023年10月2日 by LEO-HAY 【原文・歴史的仮名遣い】 花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせし間に 小野小町 【ひらがな表記・現代かなづかい】 はなのいろは うつりにけりな いたずらに わがみよにふる ながめせしまに 【現代語訳】 桜の花の色は、すっかりあせてしまったなあ。むなしく長雨の降り続いた間に。振り返ってわが身の上を思えば、恋の思いに明け暮れて、むなしくもの思いにふけっている間に、美しい容色も衰えてしまったことだ。