足し算と引き算の英語での言い方

足し算・加法(計算方法のこと)

addition (アディション)

additionは追加という意味。サッカーのロスタイムをadditinal time(アディショナル・タイム)とも言ったりする。

具体的な計算

1.A plus B is C

一番シンプルな言い方。足したい数同士をplusプラスして、「~は」の答えはisで導く。

1+1=2 One plus one is two.

2.A plus B makes C

中学校で習うmakeはここでも使える。「~ができる」「~になる」という意味。

2+8=10  Two plus eight makes ten.

3.A plus B equals C

数学用語のequalを動詞として使う。数値がなんであっても常に3人称単数形のsがつくことに注意。

33+67=100 Thirty-three plus sixty-seven makes one hundred.

引き算・減法(計算方法のこと)

subtaction (サブトラクション)

接頭辞sub(下へ) + tract(引っぱる)

会計用語ではsubtractionは控除の意味。

具体的な計算方法

1.A minus B equals C

minus マイナスは引くときにも使われる。

9-3=6 Nine minus three equals six.

2.A take away B is C

取り去るという意味のtake away。文法的に変な感じがするが、「AからBを取り去るとC」

10-3=7 Ten take away three is seven.

3.B from A is C

順番が逆なので分かりづらいが、小学生に最初に教えるやり方。

14-6=8  Six from fourteen is eight.

実は外来語のことば

  • カッパ

雨合羽と漢字表記されることもあるが、れっきとした外来語。室町時代に南蛮貿易のポルトガル人たちが、マントのようなものを羽織っており、それをカッパと呼んでいた。ポルトガル語表記はcapa。英語のケープ(cape)と同語源。新しもの好きの織田信長も南蛮渡来のカッパを好んで着用したという。

  • コンペイトウ

これもポルトガル語由来。金平糖とも書かれる。砂糖菓子のこと。元はconfeito。洋菓子で砂糖をまぶしたり、コーティングしたものをコンフェッティという。

https://portugal-travel.jp/index.php/confeitos/
  • カルタ

ポルトガル語由来。歌留多や骨牌とも。英語のcardと同じ語源で、ポルトガル表記はcarta。紙のことだが、日本ではもっぱら遊びとしてのカルタを指すようになった。ちなみに、英語でトランプゲームのことは playing card。

  • カステラ

ポルトガル語由来だが、元はスペインのお菓子。当時のスペインはカスティリャ王国といい、カスティリャのお菓子としてcastelaと呼んでいたのがそのまま伝わった。

  • 襦袢(じゅばん)

これもポルトガル語のgibao(ジバン)から。当時は袖のない胴着のようなものだった。現在、着物の下に着る長襦袢は改良されたもの。

「苧ケ瀬」←なんて読む?

芋(いも)ではありません。

佇(たたず)む、でもありません。

正解は「おがせ」と読みます。

この地名のもとになった苧ヶ瀬池は、岐阜県各務原市に所在がある。

https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_5711.html

グーグルマップで見ると、山と山の間に池があるのが確認できる。

https://goo.gl/maps/Yn9DGeP4hikHwv5i7

すぐ近くにはげ山があるのも確認できる。こちらは標高100mほどの各務山で、昔から採石場になっている。各務原市のちょうど真ん中あたりにあるので、ランドマークとしても目立つ。

「苧」が難読のため、住所表記では「おがせ町」とひらがな表記となっている。現在、漢字表記を残しているのは、名鉄各務原線の「苧ケ瀬駅」だけ。おがせ池への最寄りは苧ヶ瀬駅だが、小さい無人駅で特に何もないため、名電各務原駅からアクセスしたほうがマシ。

https://www.meitetsu.co.jp/train/station_info/line15/

苧ヶ瀬池には、由来が諸説あって、その一つに福富新蔵という武士が富士本宮山に登った時、白髪の鬼女を弓で討ったという説がある。新蔵が逃げた鬼女の後に点々とついていた血の跡を追うと、当時、広沼と呼ばれた苧ヶ瀬池で止まっていた。そこに一束の苧(お)が落ちていた。よく見ると、苧ではなく、血の付いた白髪だったという話である。以上の話は谷川彰英『名古屋「駅名」の謎 「中部」から日本史が見えてくる』祥伝社黄金文庫より。

苧はカラムシや苧麻(ちょま)とも呼ばれ、木綿が普及するまでは庶民の衣類繊維としてよく使われていたらしい。イラクサ科カラムシ属の多年生の野草で、今では雑草の扱いだが、手頃な繊維の材料であった。

ラミー(原料:苧麻)
 繊維の太さは42~66ミクロンで、用途は衣料、寝装、資材。

カラムシに代表される草本植物の繊維は、麻と呼ばれ細く柔らかいので普段着として江戸時代まで使われていた。特に綿花の栽培が普及する以前、カラムシは衣類繊維の代表であり、全国的にさかんに栽培されていた。多くの農家では簡便な機織り機を持ち、農閑期に自分たちの普段着を自家生産していた。

現代では化学繊維に押され、麻布全体でも流通量が減っており、国内では伝統産業としてわずかに越後上布、近江上布、宮古上布(沖縄)などが高級麻布を産している。

https://www.jugemusha.com/yasou-zz-karamusi.htm

ほかには竜女が由来という説もあり、八大竜王を祀る神社もある。

https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/167555

7月に花火大会もやっている。道が狭く、池の周囲の駐車場は台数が少ないので、近場の大きな駐車場に停めて10分くらい歩くのがおすすめ。

https://www.city.kakamigahara.lg.jp/event/1005356/1010019/1018024.html

比較級の不規則変化

good,well,bad,manyなどは単純にerではなく、不規則変化する。

good,wellの比較級はbetter

bad,illの比較級はworse

many,muchの比較級はmore

littleの比較級はless

It sounds good.This plan is better than that.

それは良さそうだ。この計画はあの計画よりも良い。

Jennifer draws well.Her works are better than any other students in our class.

ジェニファーは絵が上手い。彼女の作品は私達のクラスの他のどの生徒よりも上手だ。

It is getting worse.

状況は悪化している。

Many peple visit Kyoto.More tourists stayed here this year than last year.

たくさんの人が京都を訪れる。今年は去年よりも多くの観光客が宿泊した。

比較級 more ~ than

三音節以上の形容詞、beautiful,expensive,interestingなどはmoreをつけて比較級にする。

This photo is more beautiful than that.

この写真はあの写真よりもきれいだ。

A pencil is more expensive than an eraser.

鉛筆は消しゴムより高い。

thanの後にany otherを入れると、「他のどれよりも」と実質、最上級と同じような内容になる。

This film is more interesting than any other films.

この映画は他のどの映画よりも面白い。

比較級 規則変化

形容詞の末尾にerを加えると、比較級が作れる。比較対象の前にthanを置くと「~より」と基準を示せる。

Taro is older than Jiro.

太郎は次郎より年上だ。

A rabbit runs faster than a tortoise.

ウサギはカメよりも速い。

語によっては子音を重ねてerをつけるものもある。

Elephants are bigger than ants.

ゾウはアリより大きい。

語尾がyのものはyをiに変えてerをつける。

Now I am happier than last year.

今、私は去年より幸せです。

「ドンマイ」 本当の英語では?

友達がミスしたり、気落ちしている時に「ドンマイ!」となぐさめの言葉をかけることがある。スポーツ少年がよく使う和製英語だが、英語圏では実際はどう言っているのか?

ドンマイはDon’t mind.が元になった和製英語だが、まずmindの意味を確認しよう。

mind は「気にする」のほかに「いやがる」「迷惑に思う」という意味もある。

Do you mind if I smoke here?

ここでタバコを吸っても構いませんか?

-No,not at all.

-ええ、よろしいですよ。

というように、相手に迷惑をかけるかもしれない文脈で使う。

テストで赤点を取った友人に、”Don’t mind.”と声かけると、まるで友人に迷惑かけられたようなニュアンスになるので不自然。

「大したことない。気にするな」という意味では、Never mind.という表現もある。

What did you say?

いま何て言った?

-Never mind.

気にしないで。

何か言いかけてやめた時の「何でもない」という場面でNever mind.を使うので、落ち込んでいる人をなぐさめる「ドンマイ」とは少し違うようだ。

結局、「気にするな」の意味を正確に捉えると、「心配するな」「くよくよするな」ということだから、worryを使って、

Don’t worry.というのが、いちばん近い。

I’m sorry.

ごめんなさい。

-Don’t worry about it.

気にしなくていいよ。

Don’t worry.だけでもいいが、Don’t worry about it.の方がより丁寧な言い方になる。

原級比較 as …as の用法

形容詞や副詞をas …asで挟むと「~と同じくらい」という原級比較の用法になる。

Her English is as good as his.

彼女の英語は彼と同じくらい上手い。

John speaks Japanese as well as we.

ジョンは私たちと同じくらい上手に日本語を話す。

否定文

not as …asで、「~ほど~ではない」という否定文になる。

Nancy is not as tall as Emily.

ナンシーはエミリーほど背が高くない。

Taro can not run as fast as Jiro.

太郎は次郎ほど早く走れない。

目を使った慣用句②

目に留まる

見える。関心を引く。

例文 特徴的な筆使いが目に留まった。

目を離す

注意していたものから視線を移す。

例文 コンロの火から目を離さないで。

目を奪う

すっかり見とれさせる。

例文 ダイヤモンドの輝きに目を奪われた。

目を凝らす

じっと見つめる。

例文 有名な人物が書いたという掛け軸に目を凝らした。

目からうろこが落ちる

あることがきっかけで、今まで理解できなかったことが急に理解できるようになることのたとえ。

例文 その一言がきっかけで目からうろこが落ちた。