「鬼面仏心」読み方は? 意味は? 四字熟語4

◯鬼面仏心【きめんぶっしん】 (漢検4級相当)

◎意味

見た目は恐ろしそうだが、本当は心がとてもやさしいこと。鬼のような怖そうな顔をしているが、内面は仏のようなやさしい心をしているという意味。仏心鬼面とも書く。

◎対義語

人面獣心

◎現代の世相にアレンジ

仏面鬼心はご勘弁 ― 公益財団法人京都新聞社会福祉事業団

https://fukushi.kyoto-np.co.jp/news-topics/11890/

鬼手仏心 外科医を表現する言葉 ― 横浜みなと外科クリニック

https://y-minato-asc.jp/creed/924-2/

英単語 小テスト7

問1 American cultural (  ) アメリカの文化的多様性
diversity differential diligence dignity

問2 the (  ) of my left hand 私の左手の親指
father mother thumb parent

問3 strong family (  )  家族の強いきずな
wounds bonds keep rope

問4 go to the (  ) store 食料品店に行く
meal grocery dinner restaurant

問5 beat an (   )  敵を倒す
opponent antinomy attacker oblivion

問6 a religeous (   ) 宗教的な儀式
site greeting ritual sight

問7 24-hour (  ) 24時間看護
nursing taking keeping eye-catching

問8 commit (  ) 自殺をする
killing bombing suicide crime

問9 enough sleep and (  ) 十分な睡眠と栄養
protein groly nutrition goods

問10 be caught in a spider's (  ) クモの巣にかかる
scoop stripe arm web

問11 raise sheep and cattle  羊と(  )を育てる
ニワトリ ヤギ

問12 high population density 高い人口(  )
密度 減少 増加 ピラミッド

問13 a keen eye for art 芸術に対する(  )目
うろんな 厳しい すさんだ 鋭い

問14 wear loose clothes (  )服を着る
ボロボロの くすんだ ゆったりした しわしわの

問15 tight jeans (  )ジーンズ
きつい 古い 新品の 教師の

問16 the prime cause (  )原因
副次的な 主要な 偶然の 予想外の

問17 a passive attitude  (  )態度
積極的な 懐疑的な 直情的な 消極的な

問18 different ethnic group 異なる(  )集団
職業 年齢 民族 地域

問19 That's a brilliant idea! それは(  )アイディアだ!
すばらしい とてつもない 画期的な 革命的な

問20 a desperate attempt (  )試み
仮の 用意周到な 発展的な 必死の

ヒントを見る differential 微分。差異。格差。
diligence 勤勉さ。
dignity 尊厳。
antinomy 自己矛盾。二律背反。
oblivion 忘却。
loose change 小銭。あまったお金。
ethnic cleansing 民族浄化。
passive smoking 受動喫煙。
murder attempt 殺人未遂。

書評 陳舜臣『秘本三国志』文春文庫

三国志というとフィクションである『三国志演義』の蜀の劉備・関羽・張飛の義兄弟らを主人公に、力による支配を目指す魏の曹操の覇道に対抗して、弱小ながらも仁義を武器に漢室再興に力戦奮闘する王道展開がまず思い浮かぶ。本書はそんな王道展開と異なり、脇道に回り道して、再び本通りの広場に合流してみるような趣がある。地図の端から埋めたり、盤面の角から攻めるようなタイプである。

本書を読む上で、あるいは読んだ後にでも頭の片隅に入れておいてほしいことが3つある。

様々な作者によって語られてきた三国志の物語は「蒼天すでに死す」の農民反乱・宗教反乱の黄巾の乱から始まることが多いが、黄巾の乱の首領張角の太平道が大陸の東で起こったのとほぼ同時に、西にも五斗米道の宗教勢力が起こっていた。五斗米道というと、劉備の益州入りの際に益州牧劉璋や西涼の馬超と一悶着あった五斗米道の教祖張魯という形で登場してくることが多い。飢饉が頻発し、政治が乱れると、新興宗教を核にして反乱が起こるのが歴史の常だった。

次に考えてほしいのは、劉備玄徳が文字通り東奔西走、縦横無尽に中国大陸を駆け巡ったことである。中国東北部の幽州の公孫瓚のもとから徐州の陶謙のもとへ。曹操や呂布と戦いを繰り広げた後、領地を失い、荊州に逃げ、長江を下って呉の孫権と同盟。赤壁の戦いで曹操を破り、領土を広げ、最後は南西の益州を支配し、ついに蜀漢帝国の建国を宣言する。領地を持たない義勇兵から出発して一国の主にまで成り上がった立身出世譚として人気なだけでなく、漢室復興という大義に奉じる忠義者として語られる。184年の挙兵から223年に白帝城で没するまで、二十数度の合戦に明け暮れてきたが、驚くべきことは、大敗し城を失ったことも何度もあるにもかかわらず、再起を果たしただけでなく、踏まれても立ち上がる麦のように以前を上回る勢力を得て天下を三分するほどの国を築き上げた展開はドラマチックである。それだけ仁義・忠節に厚く、人望があったと推測される。

しかし、一方で劉備に攻略された地域の視点から見てみると別の評価もできる。中山靖王劉勝の末裔と怪しげな出自を自称し、おのれを高く売りつけられるタイミングで困窮した実力者に近づき、領土を獲得し、戦で敗北しても潔く自害せず、地の果てまでも逃げ惑い、また別の土地で漢室再興などと世迷言をうたう。同じ劉姓だからと劉表や劉璋に味方するとわざわざ遠方から乗り込み、しまいには主家に取って代わる。特に蜀入りに関してははじめから内応者と呼応しており、いくら美化しても領土的野心はごまかしようもない。こう書くと劉備という人物は何と抜け目のない狡猾なやつだと感じる。

人物評の是非はともかく、ここまで劉備が活躍できたのは歴史の偶然か必然か、その謎を追ってみるのも興味深い。

3つ目は、中国四千年の歴史と一口に言うが、本当に昔からずっと固定した形で伝統が続いていたわけでなく、漢民族以外の文化の影響は常に受けており、特に乱世ではそれは顕著になる。三国志の時代にはまだ仏教は本格的に受容されておらず、太平道や五斗米道も道教系の教団であった。仏教の本格導入は三国志のさらに後の五胡十六国時代であり、隋唐時代になって国家の保護を受けるまでに至る。もちろん、他文化が中国に流入しただけでなく、他民族が漢民族の文化の影響を受け、ほぼ漢民族と同化(漢化)してしまった例もある。五胡十六国時代の南匈奴の劉淵は遊牧民出身であるが、漢の高祖劉邦の末裔と称して漢王を名乗った。満州族の清王朝は約300年中国を支配したが、最後の皇帝溥儀は漢語は話せても満州語はほとんど話せなかったという。

陳舜臣の『秘本三国志』は全6巻ある。単純に劉備賛美の『演義』よりは史実よりであるが、歴史小説であるから創作の要素もある。戦闘描写は控えめで、むしろ戦いに至るまでの工作活動や同盟関係に重点を置いている。淡々とした記述のせいか、6巻という長さをあまり感じさせなかった。本書は三国志の流れをひと通りおさらいしつつ新たな視点を提供する歴史小説である。

英語 小テスト6

問1 run a large (  ) 大企業を経営する
cooperation corporation corps corpse

問2 a former British (  ) 元イギリスの植民地
plant plantation colony nest

問3 plant pumpkin (  )  かぼちゃの種をまく
feeds seeds teeth weeds

問4 (  ) of cancer ガンの症状
sickness illness mechanism symptoms

問5 a strong sense of (   )  強い正義感
goodness power justice allocation

問6 the check-in (   ) チェックインの手続き
continuity handhold armrest procedure

問7 the weather (  ) 天気予報
forecast sightseeing prophet yoo-hoo

問8 study social (  ) 社会心理学を研究する
phisics psychiatry psychology physician

問9 an (  ) to communication コミュニケーションの障害
defense offense obstacle violation

問10 have no (  ) 食欲がない
appetite stomack eater food

問11 decide your fate  あなたの(  )を決定する
運命 将来 歩幅 活躍

問12 a training scheme for pilots  パイロットの訓練(  )
記録 計画 実施 指導

問13 study modern architecture  近代(  )を学ぶ
技術 物理学 統計学 建築

問14 love and passion 愛と(  )
情熱 憎しみ

問15 have no option (  )がない
選択の自由 難易度設定 付属品 おまけ

問16 the southern hemisphere  南(  )
向きの窓 十字星 太平洋 半球

問17 the components of the body  人体の(  )
仕組み 健康 不思議 構成要素

問18 plant wheat and corn (  )とトウモロコシを植える
さつまいも 小麦 ジャガイモ

問19 marine organisms 海洋(  )
航海 生物 探査 条約

問20 The Merchant of Venice ヴェニスの(  )
商人 海賊 市長 旅人

ヒントを見る run(他動詞) (組織・団体を)運営する
corps 軍団。部隊。
corpse 死体。
feed えさ。供給。
weed 雑草。
a court of justice 裁判所。
the Department of Justice 司法省。
pysics 物理学。
physician 内科医。
psychiatry 精神医学。
wheat 小麦。
barley 大麦。
rye ライ麦。
oats オーツ麦。カラス麦。

「象箸玉杯」読み方は? 意味は? 四字熟語3

◯象箸玉杯【ぞうちょぎょくはい】 (漢検準1級相当)

◎意味 ぜいたくな生活をすること。「象箸」は象牙でできた箸。「玉杯」は宝玉で作られた杯。

◎出典 『韓非子』

◎由来

古代中国の殷王朝最後の王・紂王(帝辛)に仕える箕子(胥余)が、紂王が象牙の箸を作ったと聞いて、その次は玉の杯を作るだろう、さらに食事もどんどん豪華になり、贅沢はとどまることを知らないと憂えた。箕子は比干とともに紂王を諌めたが幽閉された。贅沢の限りを極めて暴君化した紂王は周の武王によって倒され、殷王朝が滅びた。ぜいたくをいましめる故事が由来。

殷の滅亡後、箕子が箕子朝鮮を開いたという伝説がある。

「永字八法」意味は? 読み方は? 四字熟語2

◯永字八法【えいじはっぽう】 (漢検5級相当)

◎意味 「永」の一文字に書道の筆法のすべてが含まれていること。

「永」の字を書き順通り書くと、次の八法の運筆を練習することができる。

●側(そく)

側とは、点のこと。永の1画目。左上から右下へ筆をおく。

●勒(ろく)

勒は横画。永の2画目の上の部分。横に動いて曲がる前に止める。

●努(ど)

努はたて画。永の2画目の直線部分。まっすぐ下に筆を運ぶ。

●趯(てき)(走にょう+曜日の曜の右側のつくり)

趯は、「はね」。永の2画目の終点部分。しっかり止めてからはねる。

●策(さく)

策は右上がりの横画。永の3画目。右上に筆を運び、最後は止めずに筆を抜く。

●掠(りゃく)

掠は「左はらい」。永の3画目。左下にゆっくりとはらう。

●啄(たく)

啄は短い左はらい。永の4画目。左下に一気にはらう。

●磔(たく)

磔は右はらい。永の5画目。右下へゆっくり筆を運び、最後にいったん止めてから筆を抜く。

書評『かなり気になる日本語』SB新書 厚切りジェイソン著

アメリカ生まれの芸人厚切りジェイソンの日本語についての50の疑問を取り上げている。

おなじみの漢字の読み方や慣用句の謎だけでなく、あいづちなどの非言語(ノンバーバル)コミュニケーションなど、日本語非ネイティブならではの疑問もある。

この本で初めて知る情報もあり、疑問に思わなければ調べなかったようなことまで調べている。

たとえば、緑色なのに「青信号」と呼ぶ経緯について、単に言葉だけでなく、実際に信号の色が変更されたことがあったらしい。英語では青信号はgreen lightと書くので、グリーンと聞いて思い浮かべる通りの緑色の光をしている。

しかし、日本の青信号は、色弱の人の視認性を考慮して、わざと青寄りの緑色の光に変えたという。そのため、昔の日本語では「緑も含めて青と呼んでいた」という説明では不十分で、実際に青っぽい色をしているのから青信号なのだ。

ほかにも色々興味深い事柄について書いているので、値段以上に価値がある本だ。

「不可抗力」読み方は? 意味は? 四字熟語1

◯不可抗力【ふかこうりょく】 (漢検3級相当)

◎意味 広辞苑によると

①天災地変のように人の力ではどうにもすることができない力。

②法律上、外部から生じた障害で通常必要と認められる注意や予防方法を尽くしても
なお防止し得ないもの。

語の構成は「不可抗」+「力」

一般的な意味は①で、主に地震や台風などの天災の意味で使われる。それと同じように事件・事故に巻き込まれた時や本人の力ではどうしようもできない事情にも使われる。

②の意味で使うときは、天災やテロや戦争などの社会的事変を指すことが多い。そこまでいかなくとも「双方の責(せめ)に帰すことのできない事情」の言い換えとして免責事項を定める場合に使われる。

不可抗力条項とは?法律の意味や契約書の例文を紹介

https://biz.moneyforward.com/contract/basic/8583/

不可抗力が法律中で用いられている例は約 30 例あり、「天災その他の不可抗力」として用いられている例が多い。法令上、不可抗力の意義を定義しているものはない。(内閣府資料)

建設業法第19条 建設工事の請負契約の当事者は、前条の趣旨に従って、契約の締結に際して次に掲げる事項を書面に記載し、署名又は記名押印をして相互に交付しなければならない。

六 天災その他不可抗力による工期の変更又は損害の負担及びその額の算定方法に関する
定め

「天災その他不可抗力」とは、台風、地震、豪雨等人力をもってしては防ぐことのできない異常な災害、その他社会通念上可能な限りの防止措置を講じても抗することのできない事故等で注文者及び請負人の双方の責に帰すことのできないものをいう。
(出典:「建設業法解説 改訂9版」 建設業法研究会編著 大成出版社 2001 年

不可抗力は免責となるのが原則であるが、例外的に不可抗力でも免責されないと規定したり、違約金や賠償額の予定を定めていることが多い。

免責されない代表例としては金銭債権(いわゆる借金)。期日までに返せなかったらどのような理由でも債務不履行となる。

民法第419条第3項 第1項の損害賠償については、債務者は、不可抗力をもって抗弁とすることができない。

賃貸借のように一部免責の場合もある。

民法第609条 収益を目的とする土地の賃借人は、不可抗力によって賃料より少ない収益を得たときは、その収益の額に至るまで、賃料の減額を請求することができる。ただし、宅地の賃貸借については、この限りでない。

文学史 4択問題1 明治期の作家

問1 次のうち仮名垣魯文の戯作文学でないものはどれか。
a安愚楽鍋(あぐらなべ)
b西洋道中膝栗毛(せいようどうちゅうひざくりげ)
c胡瓜遣(きゅうりづかい)
d世界国尽(せかいくにづくし)

問2 『小説神髄』で、勧善懲悪主義を否定し、既成道徳から独立した文学を唱えた作家は誰か。
a二葉亭四迷
b坪内逍遥
c尾崎紅葉
d北村透谷

問3 二葉亭四迷の作品を選べ。
a浮雲
b舞姫
cたけくらべ
d桐一葉

問4 『武蔵野』で言文一致体のひとつである「です調」を創始したのは誰か。
a坪内逍遥
b山田美妙
c二葉亭四迷
d樋口一葉

問5 政府の欧化主義や国粋主義を批判し、平民主義を掲げて月刊誌『国民之友』を創刊したのは誰か。
a植木枝盛
b国木田独歩
c徳富蘇峰
d徳冨蘆花

問6 小説『五重塔』の作者は誰か。
a森鴎外
b尾崎紅葉
c幸田露伴
d泉鏡花

問7 『歌よみに与ふる書』で、万葉集の素朴を理想とし、古今和歌集の技巧を批判し、写生の方法によって、短歌・俳句の革新を主張したのは誰か。
a正岡子規
b与謝野晶子
c北原白秋
d高浜虚子

問8 雑誌『国民之友』に発表された、主人公太田豊太郎のドイツ留学の回想を漢文読み下し調の高雅な文体で浪漫的に表現した短編小説は何か。
a舞姫
b伊豆の踊子
c舞踏会
d屋根の上のサワン

問9 次のうち夏目漱石の前期三部作ではないものを選びなさい。
a三四郎
bそれから
c
d彼岸過迄

問10 次のうち白樺派の作家でないものを選びなさい。
a志賀直哉
b有島武郎
c里見弴
d正宗白鳥

解答と解説 問1 d 世界国尽は福沢諭吉。
問2 b
問3 a 坪内逍遥の写実主義小説に影響を受けた二葉亭四迷は『浮雲』で、言文一致体のひとつである「だ調」を創始した。
問4 b 硯友社で山田美妙とともに活躍した尾崎紅葉は「である調」を創始した。
問5 c
問6 c
問7 a
問8 a
問9 d
問10 d ほかの白樺派の作家は武者小路実篤、長与善郎。

世界史 小テスト1 先史時代・古代オリエント

問1 問1 歴史区分について述べた正しい文を選びなさい。
A 文字の記録がない時代を先史時代といい、文字記録がある歴史時代と区別される。地域により異なるが、歴史時代は早くとも5500年前以降である。
B 地質時代区分では現在は更新世にあたる。
C 4回の氷期と3回の間氷期を繰り返した完新世は1万1700年前に終わった。
D 磨製石器は後期旧石器時代に現れた。

問2 化石人類について述べた文として正しいものを選びなさい。
A アウストラロピテクスは、骨や角で作った骨角器を用いていた。
B 猿人に属するクロマニョン人は、直立二足歩行していた。
C ネアンデルタール人は、死者の埋葬を行っていた。
D ジャワ原人は、ハンドアックスなどの磨製石器や火を使用していた。

問3 洞穴絵画について述べた文として正しいものを選びなさい。
A 洞穴絵画は新石器時代以降のものである。
B 旧人に属するネアンデルタール人が洞穴絵画を描いていたと考えられる。
C イタリアのアルタミラからも洞穴絵画が発見された。
D フランスのラスコーの洞窟からは、牛・馬・鹿などの動物の絵が発見された。

問4 農耕の開始について誤っている文を選びなさい。
A 約9000年前に最古の農耕が始まった。
B 紀元前5500年頃には灌漑農業が出現していた。
C 大河の流域で文明の発生を促進した。
D 金属器の登場によって農耕が始まった。

問5 古代オリエントについて述べた文として正しいものを選びなさい。
A メソポタミアでは、前6000年頃から都市文明が栄えた。
B ナイル川流域のエジプトでは、セム語族の人々が高度な文明を営んだ。
C 宗教の権威によって統治する神権政治が登場した。
D インダス川からメソポタミアにかけて「肥沃な三日月地帯」が形成された。

問6 古代メソポタミアについて述べた文として正しいものを選びなさい。
A 太陰暦や七曜制を用いていた。
B 前9000年頃には神官、戦士、職人、商人などの階級が生じていた。
C メソポタミア一体の宗教は一神教であった。
D ドラヴィダ系やインド=ヨーロッパ語系の遊牧民が都市国家を成立させた。

問7 楔形文字について述べた文として正しいものを選びなさい。
A この文字を使い始めた民族は、ウル・ウルクなどの都市国家を建設した。
B この文字を使い始めた民族は、神殿を中心に都市を建設し、鉄器を使用していた。
C この文字を使い始めた民族は、前3000年頃にファラオによる統一国家を建設した。
D この文字を使い始めた民族は、アクロポリスを中心に集住して都市国家を建設した。

次の文の空欄に入る用語を選びなさい。

問8 シュメール人は(  )と呼ばれる聖塔に都市の神を祀り、王を中心に神官・役人・戦士などの階級社会を成立させた。
A アクロポリス
B ピラミッド
C ジッグラト
D バベルの塔

問9 シュメール人は、前24世紀頃にセム語系の(  )に征服された。
A アムル人
B アッカド人
C カッシート人
D ヒッタイト人

問10  ハンムラビ法典について述べた文として誤っているものを選びなさい。
A 全メソポタミアを統一したハンムラビ王によって発布された。
B 「目には目を、歯に歯を」の復習法の原則に立っていた。
C 刑罰は被害者の身分によって違っていた。
D この法典を発布した王朝は、ヒッタイト人よって建国された。

解答・解説を読む
問1 A
258万年前から氷期と間氷期を繰り返した更新世が1万1700年前に終わり、温暖な完新世がおとずれた。同じ頃、打製石器から磨製石器への移行と農耕や牧畜の開始が見られた。


問2 C
骨角器は、約50万年前から、原人や旧人が使用していた形跡が見られる。釣り針や衣服を縫う針、かんざしなどの装飾品に使われていた。
クロマニョン人は新人。
ハンドアックスは打製石器。


問3 D
洞穴絵画は後期旧石器時代の4万年前から作られている。クロマニョン人の洞窟から見つかっている。スペインのアルタミラ洞窟で発見されたものが最初。


問4 D
金属器である青銅器が用いられたのは5000年前から。鉄器の使用は3500年前のヒッタイト人から。世界四大文明は大河流域から発生している。


問5 C
メソポタミアで都市が成立したのは紀元前3000年頃。肥沃な三日月地帯は、メソポタミアからシリア・パレスチナに至る地域を指す。エジプト語系の人々が古代エジプト文明を築いた。


問6 A
階級がはっきりしてくるのは、前3000年頃。古代メソポタミアは多神教で、各都市ごとの神を崇めていた。民族系統不明のシュメール人によってメソポタミア文明が築かれた。ドラヴィダ人はインダス文明を築いたインドの先住民で、インド=ヨーロッパ語族のアーリア人に征服された。


問7 A
シュメール人はアルファベットのもとになった楔形文字、農耕、太陰暦、七曜制、六十進法、車輪の発明で知られる。


問8 C
ジッグラトは「高い所」という意味。アクロポリスは古代ギリシア。ピラミッドは古代エジプト。バベルの塔は『旧約聖書』に出てくる架空の塔。


問9 B
シュメール人は、前2000年頃、セム語系のアッカド人に征服された。セム語系のアムル人は前1900年頃バビロン第1王朝(古バビロニア王国)を建国した。


問10 D
ハンムラビ王の治めたバビロン第1王朝は、前1595年ヒッタイト人により滅ぼされた。